株式会社アクアテック【ハイドラシブスクリーン】

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ハイドラシブとは、最⼩のコストで⽔質汚濁防⽌に、
排⽔中の有価物質の回収に固形物の分離・脱⽔・濃縮に活躍しています。

傾斜型スクリーンのハイドラシブスクリーンは、波形に加⼯したウェッジワイヤーをサポートバー（フラットバー）に間隙を設定し溶接したもので、その間隔は無段階に設定可能です。お客様の廃⽔処理に即した間隙のスクリーンを製作しています。

ハイドラシブスクリーンでは、スクリーン上に供給された廃⽔が上から下に流れるのではなく、ウェーブに沿いながらウェーブ下部に集まり、流れの⼒（⽅向性を持たせた流れ）により強制的に廃⽔をスクリーン裏に押し込んでいきます。

ハイドラシブスクリーンの処理量の多さは、この流れの⼒によるもので、製紙⼯場、下⽔処理場といった膨⼤な処理⽔量の事業者様で圧倒的な納⼊台数を誇っています。また、耐久年数ですが、⽔にもよりますが20年から40年を⾒込んでいます。また、使⽤条件によっては50年近く活躍しているハイドラシブスクリーンも確認しています。

1.下水処理場廃水
2.パルプ濃縮
3.養豚場廃水
4.スクリーン裏からの映像
5.水産加工廃水

1. ハイドラシブの⽤途

⾷品⼯業、繊維、染⾊⼯業、⽪⾰⼯業、化学⼯業等の⼯程排⽔、総合廃⽔処理
農畜産場、屠場、食肉センターの廃水処理
河川水、融雪水、海水よりの除塵処理
公共下水、コミュニティの生下水、スカムの処理及びホテル、高層ビル、各種工場の生活雑排水処理
ポンプ場、浄水場でのパイプ配管、ポンプ、バルブの閉塞防止、トンネル、地下工事での泥湧水処理
紙パルプ工場におけるリジェクト濃縮、白水、総合排水よりの原料（パルプ繊維）の回収
精糖、澱粉、農水産加工工場における流送水、洗浄水の浄化、分級、脱水、回収など
ビｰル、ウィスキｰ、清酒、焼酎工場の洗ビン、ﾏｯｼｭﾌｨﾙﾀｰ、ｹｰｽｳｫｯｼｬｰ、洗米廃水、及び総合排水処理
洗煙廃水、焼却場の焼却灰汚水、ごみピット汚水、洗車廃水処理
クリーニング、おしぼり廃水処理

2. ハイドラシブの構造と働き

ヘッドボックスに送られた廃水（原料）は堰をオーバーフローし、整流板により均一な流れとなってスクリーンに達します。角度の異なった3段階のスロープを持つスクリーンの最初のスロープでほとんどの水分が脱水されます。 2段目スロープに於いても水分は更に脱水され、スクリーン表面に分離された固形物はスクリーン上を滑り落ちます。

最終スロープで落下速度を減じた固形物は、最終スロープ上にたまり、重力による脱水が行われ、自重でスクリーン上から落下し、排出されます。

ハイドラシブを使用し、廃水中の微細固形物を除去することにより、パイプライン、ポンプなどの閉塞を防止することが出来ます。また、廃水中のSS、BODを減少させることにより、クラリファイヤー、曝気槽などの負荷を大幅に軽減し、廃水処理システムの浄化効率を向上させることが出来ます。

3. ハイドラシブの特徴

特許スクリーンは下向きにカーブした波形です。このため、廃⽔は⽮印（スクリーン裏からの映像参照）のようにカーブに沿って流れ、カーブの中央で脱⽔されるので、スクリーンのセルフ・クリーニングアクション（⾃⼰洗滌機能）が働き、⽬詰まりを防⽌しています。

⽔の粘性と表⾯張⼒により⽔分はスクリーンワイヤー壁に沿って移動し、この働きが脱⽔効果を⾼めます。

波形スクリーンで⽬詰まり防⽌

ハイドラシブの特許スクリーンは⽀持バーの間で下向にカーブした波形です。廃⽔は常にこのカーブに沿って、カーブの中央に集まりながら脱⽔されます。この為､スクリーンの間隙は常にカーブの中央に向かう流れに洗滌されている状態になります。スクリーン⾃⾝が持つ⾃⼰洗滌機能（セルフ・クリーニングアクション）により、⽬詰まりを防⽌します。